活動報告ACTIVITY REPORT
2011.10.13 カテゴリ:視察報告 奈良県議会自民党改革議員団として五條市、大塔支所、十津川村視察して来ました【2】
(2)十津川村、台風12号による被害状況について現地視察
10月13日、台風12号により被災された十津川村へ被害状況の現地視察と激励にお伺いしました。この日は北海道の新十津川町長が母村に対して義援金・見舞金をお届けくださり、村にとっては心暖まるお心遣いに感謝感謝。又、私共も新十津川町の植田町長にお逢いでき心から感謝申し上げました。
十津川村役場では村上副村長、十津川村村議会の中南議長、玉置副議長にお出迎えいただき、村内の被害状況と復旧・復興に向けた取り組みについての説明を受けました。
十津川村庁舎には災害対策本部が設置され、自衛隊、県職員派遣員、消防、更に県警察は大塔支所に幹部職員を派遣される等、人命救助・二次災害への対応・復旧復興に向けて、改めて災害本部体制をしっかり取り組んでおられ、その対応は緊張感があふれていました。
≪要約≫
〇人命救助について
10月13日現在、500名(消防、県警察、自衛隊等)による行方不明者の捜索活動
〇国道168号線の完全復旧・復興について
〇河川敷の堆積土砂の撤去について
〇今後の村政について
・観光客の減少について
・旅館、サービス業の経営悪化について
・温泉の源泉確保と温泉の安全供給について
・事業経営者への経済・金融支援対策について
〇将来への展望(新しい村づくり)
・災害の無い新たな村づくり
・観光地として経営の見直しと支援について
・ライフラインの再整備
・土砂ダムへの対策(長殿、赤谷、栗平)
・人的被害についての支援
・折立橋の早期完成と国道の早期整備
▲十津川村役場にて被害状況と復興に向けた説明と県に対する要望を聞く
今回は、災害発生から40日余り経過しての現地視察でありましたが、災害発生当時は未曽有の状況でありました。山林は崩壊、豪雨により河川は氾濫、警戒区域の設定、赤谷土砂ダムの越流、村民への人的被害・家屋の倒壊(上湯川、野尻、長殿)、折立橋の河川氾濫による落橋、等々。
村民の方々には土砂の崩壊、裏山の土砂崩壊、それによって家屋が流出、家族も流されていく、大変凄まじい状況で、生々しく、辛い思いとこれからの生活について苦艱され、日々をお過ごしされている事、慰める言葉もない悲しさで一杯でした。
副村長、議長からの要望をしっかりと受け止め、県が強い発信力と復旧・復興を一体化しながら、被災地支援と、観光客が戻り新しい村づくり、林業にも光が映える施策を行っていけますよう、村長・村民の皆様方のご要望をしっかり受け止め頑張ってまいります。
▲現在も続く捜索
▲落橋した折立橋
▲復旧工事の進む折立橋