議会報告ASSEMBLY REPORT
2018.07.24 カテゴリ:平成30年6月定例会 4 明治150年関連施策について
【質問】
今年(2018年)は、明治改元が布告された明治元年(1868年)から起算して満150年になることから、国・都道府県・市町村・民間を挙げて関連施策が推進されることとなっていると考えるが、本県での取組はどうか。
【地域振興部長答弁】
明治150年関連施策については、「明治以降の歩みを次世代に遺し、明治の精神に学び、さらに飛躍する国へ」という国の方針のもと、様々な取組が全国的に展開されています。奈良県では、昨年度末の3月27日に県立図書情報館において、開国をテーマに、明治150年記念シンポジウムをキックオフイベントとして開催いたしました。
今年度は、明治期の奈良における外交、政治体制の構築、文化の受容・発展等をテーマにしたシンポジウムや講演会を、万葉文化館をはじめ県内各地で開催いたします。
また、民俗博物館においては、7月14日から明治期のものづくりをテーマに企画展を開催するほか、県立美術館、県立図書情報館においても、明治期を題材とした企画展を実施してまいります。
さらに、県のホームページで関連する歴史上の人物等の情報を公開しており、県立図書情報館が収蔵する明治期の公文書・新聞のデジタルアーカイブ化や、写真パネル展も展開してまいります。
一方、県内の市町村においても、旧奈良監獄の見学会、天誅組や明治にゆかりのある人物・事象を顕彰する取組やシンポジウムなども予定されております。加えて、民間団体による明治150年関連の取組も進められております。
今後も、市町村と連携しながら、関連施策を進め、県民の方々に、地域に存在する明治期の歴史文化資源の魅力に触れ、再発見していただき、にぎわいのある地域づくりを進めてまいります。