議会報告ASSEMBLY REPORT
2018.07.24 カテゴリ:平成30年6月定例会 2 近鉄郡山駅周辺地区のまちづくりについて
【質問】
近鉄郡山駅周辺地区において、より具体的なまちづくりのための計画を策定するためには、これまで以上に市との連携が必要となってくると考える。今後、どのように当地区のまちづくりを進めていこうと考えているのかについて伺いたい。
【知事答弁】
近鉄郡山駅周辺地区のまちづくりにつきましては、県と大和郡山市による、まちづくり包括協定の締結以降、両者で様々な検討を行って参りました。その過程では、市が主催されましたワークショップにおいて市民からの貴重なご意見も数々頂いて参りました。その結果、駅前空間の検討につきましては、計画のイメージを県と市による検討案として、昨年度末にお示しするまでに至りました。
この検討案の要点を4点ほどまとめて改めて申し上げたいと思います。第1点目は近鉄郡山駅のホームは、北側へ移設し、東西自由通路を備えた橋上駅舎にすることを考えております。2点目、北に移設された駅の東側におきましては、地下に駐車場を再整備するとともに、駅前広場としての機能の拡充を図り、また、郡山城へのアプローチとなる遊歩道も必要であると考えております。3点目でございますが、駅の西側におきましては、一般車の乗降場を設けるとともに、駐車場の新設についても検討したいと思います。橋上駅でございますので、西側の出口もできるわけでございます。4点目でございますが、矢田町通りにつきましては、現状より拡幅することはせず、駅東側におきましては、できるだけ自動車の通行を抑制し、また駅西側では、歩行者や自転車が安全に通行できるよう自動車の一方通行化を踏まえた検討をしたいと思っております。
今後は、県と市が、近鉄等の関係機関と協議しながら、最終案を固めまして、具体的な事業展開に向けて、「まちづくり基本計画」の早期策定を目指して参る段階に入っております。こうした取組の具体化に伴い、市民の方々のご理解を得ながら進めていくことが、重要となると考えており、引き続き、市と連携しながら、地元への丁寧な説明を心がけて参ります。城下町の玄関にふさわしい、市民参加による賑わいのあふれるまちへとリニューアルできるよう、引き続き全力で取り組んで参る所存です。