議会報告ASSEMBLY REPORT

2018.12.21 カテゴリ:平成30年12月定例会 2 東京オリンピック・パラリンピック開催を見据えたインバウンド観光促進について

<質問>

2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、奈良県に多くのインバウンド観光客を呼び込むため、より積極的な海外へのプロモーションと、奈良に来ていただいた方に快適に滞在していただくための取組が一層重要になると考えるがどうか。

<知事答弁>
東京オリンピック・パラリンピックは、本県のインバウンド拡大の好機になると思います。このため、対外プロモーションの強化とともに受入環境の整備が大事です。
対外プロモーションのテーマでありますが、本県のユニークな魅力を展開するという戦略がいいと思います。先日、フランス・パリで実演した春日若宮おん祭の反応などを見ていますと、奈良は日本の中でも、あるいは世界の中でも相当抜きん出た文化の発信力があると感じました。我々が自覚していない、あるいは考えている以上の魅力があるように思います。逆に、多少、食の魅力や宿泊地の魅力に欠けているところもありますので、受入環境の改善が必要だと思っております。
とりわけ宿泊施設の質と量の充実が必要ですが、最近、宿泊施設が飛躍的に増加して、大変質の高い宿泊施設もできてきております。滞在環境の快適性の向上、アメニティと言っていますが、例えば、Wi-Fiなど通信環境の整備は必須事項です。域内の移動が難しいと言われていた周遊観光の促進のために、現在進めている奈良交通のバスロケーションシステムなどは役に立つと思います。キャッシュレス環境の整備もグローバル化の中で必要だと思います。また、議員が触れられたバリアフリー、ユニバーサルデザイン化は、奈良は少し遅れているところがあります。鉄道駅のエレベーター、エスカレーターの設置等は、これから力を入れていく必要があると思っております。
東京オリンピック・パラリンピック大会が終わったら、何か元気がなくなるというのではなく、これをきっかけに更に魅力がアップして、インバウンド観光は続くと思いますので、奈良は劣らないように、さらに引き続きインバウンドの吸収地としての魅力向上に努める必要があると思っております。

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